飲食業にみるファクタリング利用のポイント

焼き鳥

ファクタリング取引は掛けの取引で発生する売掛金債権を、決済日到来前の任意の時点で売買して現金化するというものです。掛けの取引は企業間取引では一般的な取引のスタイルで、一定期間内は代金決済を行わないで商品供給などを継続するというものです。ある原材料を納入先に販売して、売り掛け先では何らかの商品を生産するという事例で典型的といえます。ところが飲食業ではかけの取引を想定するのは難しいといえます。通常の飲食業のスタイルは、オーダーに応じたメニューやドリンクなどを提供し、飲食を撮れば即日代金の決済は終了します。ツケ料金が問題になることはありますが、単に支払いを猶予しているだけとも言え、仮に売掛金と観念しても額が僅少にすぎ、取引の対象になる経済的価値はありません。しかし最近では決済手段が現金以外に、クレジットカードの普及が進んできたことで様相は一変し、飲食業でもファクタリングを利用することが可能になりました。

クレジットカード決済は清算時にカードを提示することで、その場の決済を完了させる一方で、およそ二ヶ月先に現金が飲食店に入金される仕組みです。個々の取引は個人相手のものですが、同一の信販会社に対する関係では売掛金と同様の意義を持ちます。そこで入金期日を待つまでもなく、ファクタリングで現金化するという現金調達手段が考案されました。

そして飲食業はファクタリングとの親和性が高く、早い段階での現金化を可能にする点で経営者の方にも魅力的に映るはずです。たとえば月平均150万円の売上で6割がクレジットカード決済とすると、手元には60万円の現金が残ります。手元にある60万円で人件費や光熱費・食材などの諸経費を支払うと、臨時の資金需要に直面すると資金繰りに窮します。この段階でクレジットカード決済分90万円を現金化できれば事業資金の穴埋めに活用することが出来ます。

仮に1-2ヶ月先にクレジットカードの入金が待っているとしても、内装を一新するなどの店舗改装や新規出店の案件などに遭遇しても現金が不足したおかげでビジネスチャンスをのがすことにもなりかねません。とりわけ開業後間がない店舗の経営者の方であれば、キャッシュがなくてもクレジットカード利用決済分が手元にあるかぎり資金繰りにファクタリングを活用する途が残されています。とりわけ審査の迅速さがファクタリングのメリットなので、急な現金需要にも対応可能なのもメリットです。