運送業にみるファクタリング利用のポイント

トラックに荷物を積む様子

欧米では運送業において有力な資金調達手段としてファクタリング取引の利用が盛んです。ファクタリングとは売掛債権を現金化するために、債権を売買する取引のことです。支払期日到来まえの任意のタイミングで現金化をはかれるので、キャッシュが手元にない状況でも迅速に現金を調達できるのが大きなメリットです。日本国内においても運送業との親和性が高く、取引実績も多い業種です。運送業特有の現金需要の必要性にふれながら、ファクタリング取引のメリットや注意点について検討してみましょう。

運送業は運送車両を利用して荷主から依頼をうけた、動産類を運送する事業です。車両には積載量にも違いがあり、場合によっては荷物のサイズや物量に応じた車両をリースする必要性に迫られることも。荷主の依頼を支障なく送り届けるためには、運転手を確保することも必要で、人件費も相応にようします。しかも燃料費は国際環境の影響を強く受けるのでしばしば燃費高等に遭遇します。これらの事情を背景に、運送業では燃料費やリース料・人件費など固定費用の支出が大きく、事故遭遇や故障車両整備などの臨時的な支出も必須です。また高速道路料金の値上げや、デフレ環境の影響による長期的収益圧迫など、運送業を巡る資金繰りは厳しいものがあります。このように資金繰りに悩みを抱えている経営者の方にとって、売掛金や運送料債権などの早期現金化を可能にするのがファクタリング取引です。

中小企業での融資のニーズにこたえるのは、銀行や政府系金融機関などですが、審査を通過することが必要で早くても2週間弱、長いと1ヶ月ほどの時間が必要になります。現金を確保するまでにこれほどの長期間を費やすようでは、繁忙期の売上のチャンスを逸すことにもなりかねません。しかしファクタリング取引を利用するときに、利用会社の方にとって、懸念を抱くのは取引先に信用不安を抱かれることです。特に運送業では荷主との信頼関係が重視されるので、信用上の不安を取引先に持たれるのは得策ではないはずです。そこで運送業でファクタリングを利用するときにおすすめなのは、2社間取引を利用することにあります。このフスタイルのファクタリングなら取引先の承諾を得るのが不要で、取引先に秘密厳守で現金を確保することが可能です。運送業は業務の性質上ファクタリングに親和性を持っています。ファクタリングを活用すれば、支払日を待つことなくビジネスチャンスを掴むことが叶うでしょう。